58 活性酸素

「その脅威と働き そして つきあい方(対処法)」

活性酸素と聞いた時、あなたは何を思いつきますか。体にとっていけないもの? 活性酸素は必ずしも悪者ではありません。もともとは免疫細胞が微生物や菌と戦うときに武器となるのが活性酸素です。エネルギーが体内で生産されるとき、微量ながら常に活性酸素は発生しています。そして体の為に活躍もしています。

一方で、私たち現代人の多くの慢性的な疾患が、実は活性酸素と不飽和脂肪酸のコンビネーションで起きています。皮膚炎、シミ、糖尿病まで、体内の炎症が原因で起こる疾患は、活性酸素がマッチとなり、燃えやすい不飽和脂肪酸に火がついて起こっていると例えることができるでしょう。

不飽和脂肪酸が何のことだろうと思われる方もいるでしょう。身近なものでは調理用の植物油はすべてになります。

活性酸素の役割、活性酸素の種類、何が原因で体内の活性酸素が増えるのか、 よく聞く抗酸化物質とはどういうものなのか、どのように生活に取り入れたらいいのかなど、知っておくことで対処していきましょう。

そして、酸化と還元の関係、水素、オメガ3をはじめとする不飽和脂肪酸との酸化の問題へと繋がっていきます。

活性酸素のメカニズムは、体の仕組みや代謝を理解するための重要なパズルの1つです。活性酸素の役割と発生のメカニズムをしっかりと押さえて、健康のためにするチョイスが、ただの「良さそう!」から、自分で自信を持って選べるようになりませんか。

ミツバチ
一般常識と言われることに
惑わされない体の真理を
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